【お寝坊さんにオススメ】お昼からの横浜お出かけプラン 第一章 中華街〜山手エリア
この週末は横浜に出かけてきたので、レポートを兼ねたモデルコースとして紹介します!ちょっとグルメ情報多めで、歴史的スポットや絶景ビューポイントをお伝えしていきますね。
- お一人さま、カップル/夫婦(友人)2人組、4人程度のグループ
- 朝早くから活動するのが苦手な人
- 絶景スポットが好きな人
- 車を持っていない人
横浜にお出かけの際は参考にしてもらえると嬉しいですっ
横浜モデルコース地図
今回巡るスポットの全体像はこんな感じです。
A:江戸清 中華街本店 → B:上海小籠包専門店 鵬天閣 新館 →
C:悟空茶荘 → D:喫茶 エレーナ → E:エリスマン邸 →
F:横浜外国人墓地 → G:港の見える丘公園 → H:大さん橋 →
I:ハンマーヘッド → J:ドックヤードガーデン
※本記事では、A〜Fまでを紹介しています。
それではいってみましょう!
中華街で食べ歩きランチ
12時過ぎに元町・中華街駅に到着。朝陽門から中華街に入りました。
中華街の入口といえば写真の朝陽門をイメージします。
朝ごはんをガッツリ食べていたので、レストランでしっかりした中華を食べるよりは肉まんなどの食べ歩きランチがいいなということで、ランチに豚まんと焼き小籠包をいただきました。
江戸清 中華街本店
朝陽門から歩いてすぐ近くにあったので、まずはこちらで豚まんをゲット。明治27年に精肉店として創業した、老舗のテイクアウト専門店です。名物の「豚まん」は600円。大きさはコンビニの肉まんより一回り大きいです。
熱々の豚まんをビニール袋にいれて渡してくれます。熱すぎてしばらくで手で持てませんでした。少し熱が冷めるまで待ちます。
中身はこんな感じ。ジューシーな肉汁がトロリと溢れ出てきます。フワッフワで甘さ控えめな皮に、ボリュームのあるあんが入っています。具材には豚肉やキャベツの他、エビ、カニといった海鮮系食材も入っていますよ。
上海小籠包専門店 鵬天閣 新館
先ほどの「江戸清中華街本店」から少し朝陽門方向に戻ると、焼き小籠包の専門店があります。ここは二色の焼き小籠包が人気のお店。食べ歩き2軒目はこちらにしました。
一番人気の二色焼き小籠包750円。白いほうは豚肉あん、翡翠色のほうは海老などの海鮮が入ったあんが入っています。黒酢をかけてさっぱりといただきます。
小籠包は中のスープが熱々なので、そのままガブリと口に放り込むのは危険です。お箸で皮を少し破り、熱気を逃してからパクッといきましょう。
悟空茶荘
肉まんと小籠包を食べてお腹が満たされたので、次はお土産を見るために中国茶専門店へ。こちらは元町方面に向かう途中の路地にありました。1階が中国茶・茶器・雑貨を取り扱っており、2階が中国茶のカフェとなっています。
番外編:トイレに行きたくなったら!
中華街で急にトイレに行きたくなった時、場所を押さえておくと安心です。
「洗手亭」善隣門の近くにある、中華街で唯一の公衆トイレがあります。2020年にリニューアルされたそうで、綺麗でバリアフリーなトイレです。
▼こちらのページに写真付きの詳細が載っています!
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9d02ca900a92a0fb3c2bcd13412228f2e635aa3
元町エリア
中華街を後にして、歩いて元町〜山手エリアを目指します。元町は横浜開港当時から続く元町ショッピングストリートが有名ですね。西洋風のおしゃれな建物が立ち並び、大人の休日散策にぴったりです。
横浜元町 霧笛楼
「横浜元町 霧笛楼」1981年開業の歴史あるフレンチレストランです。外観だけでも異国情緒の雰囲気が感じられます。カフェや洋菓子店も併設されています。
心臓破りの坂「汐汲坂」
元町から山手エリアへ向かう途中に、急勾配の坂「汐汲坂(しおくみざか)」が現れます。「汐汲」の由来については、その昔、横浜の海から塩を採取するために使われていた道であったことから名付けられたようです。ネーミングから歴史を感じますね。
写真では急勾配具合があまり伝わらないかもしれません。登り切ったあとは息切れします。。とてもいい運動になりますよ。天気の良い真夏はちょっとキツイかもしれません。水分補給してムリないペースで登りましょう。
喫茶エレーナ
汐汲坂を登り切ると、交差点「汐汲坂」が見えてきます。右折して、「山手本通り」を進み、甘いものを食べるべく「喫茶エレーナ」に向かいます。このエリアはフェリス女学院のキャンパスや、高級住宅街が立ちならんでいます。閑静で品のある雰囲気です。
「喫茶エレーナ」に到着。1975年創業のレトロな純喫茶です。丘の上に位置するので見晴らしは最高。窓際の席に案内していただきました〜
窓際席からの眺めはこんな感じ。ランドマークタワーもインターコンチネンタルの三日月ビルも見ることができます。下の方に見えるスペースはエレーナの駐車場です。
各テーブルには1輪のお花が飾られていました。特製かぼちゃプリンのアラモードとアイスロイヤルミルクティーを注文しました。
プリンは昔ながらのかための食感で、かためプリンファンにはたまらない。少し歩き疲れた体に冷たいロイヤルミルクティーが沁みます。
横浜山手西洋館
「喫茶エレーナ」で美味しいデザートを堪能したあとは、来た道(山手本通り)を引き返します。
「汐汲坂」の交差点まで戻ってきました。
そのまま山手本通りを進むと、横浜山手西洋館の左側に「エリスマン邸」が見えてきます。
エリスマン邸
大正時代に絹糸貿易商として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマンの邸宅を再現したもので、現在はカフェ併設の資料館として無料で見学できます。この日は1階でコンサートイベントが開催されていました。
エリスマン邸のすぐそばに、レトロな公衆電話を見つけました。ちなみにまだ現役で利用できます。
他にも西洋風の建物が
山手聖公教会(左)と山手資料館(右)。山手聖公教会は公開日だったので、中に入ることができました。
横浜外国人墓地
外観の写真を撮り忘れたので、フリー写真素材を拝借。
横浜外国人墓地は、ペリー来航の際、不慮の事故に遭った水兵のために作られたのが始まりとされています。
丘の上で眺めも良く、天気の良い日はこのエリアを歩いていると清々しい気持ちになります。墓地ではあるものの、不思議と何度でも立ち寄りたくなってしまいます。
墓地の敷地内に入ってみた
横浜外国人墓地の維持・管理には多額の資金が必要となるため、毎年2月〜7月、9月〜12月の土日祝に「OPEN HOUSEイベント」として一般公開がされています。一人あたり500円を募金すれば、墓地の内部を見学することができます。(2024年6月現在)
墓地の敷地内は写真撮影NGとのことで、写真はアップしないでおきます。ご了承ください〜
入り口の受付で募金をすると、公開順路案内図のパンフレットがもらえます。
おそらくですが、時々公開順路が変わるみたいですね。
番外編:感動的な墓碑
横浜外国人墓地を実際に見学するとわかるのですが、日本の一般的なお墓とは違い、個性的な形のお墓が見られます。(女優の川島なお美さんのお墓のような、故人をイメージした素敵なお墓がいくつか見られました)
特に「ジョン・シコシさん」の墓碑については毎回見るのを楽しみにしていたのですが今回は公開順路から外れていたため見ることができませんでした。残念。
1897年にハンガリーで生まれ、第一次世界大戦中にロシア軍の捕虜となり、その後自由の身となったのちに横浜に到着、日本で冷凍技術開発に携わりました。日本人の糸恵さんと結婚し、1969年に亡くなり横浜外国人墓地に眠っています。
私はこの詩を見るといつも、今後の生き方について考えさせられます。この方は亡くなった後も愛されるお人柄だったのでしょうね、切なくも美しい詩です。あまりにも素敵なので墓碑に刻まれた詩をシェアします。
ジョン・シコシここに眠る
数奇なる運命のもと
ハンガリーに生れ 日本に死す
秀でたる素質とたゆまざる努力と
意思の人
与えることのみにて求めることなかりし人
その蒼き瞳 優しき声音
強き腕よ
ああ 我亡きあと此の稀なる人を
かくも切なく偲ぶ者のあらんや
糸恵
お出かけレポは第二章に続きます。